AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトレベルが失効する。
という訳で、失効2日前に滑り込みで合格しました。
そもそもWeb上にはプロフェッショナルレベルの話が少ないので、
体験記となりますが参考になれば。
私の受験時のスペックですが、残念ながらクラウドに触るような場所に居ませんでした。
というのも、無職になっていたので。
半年ほど業務から離れていた人が受けたという状態です。
AWSについては業務に就いていた頃はある程度は追っていましたが、
業務から離れてからは、時々ニュースで見る程度。
ただ、AWS Summit Tokyoは欠かさず行ってたので、元々事例についての理解は深いです。
AWSのコンソール自体、他社クラウドとの比較で触る程度というレベルです。
受験する9か月位前に1度プロフェッショナルレベルを受けて落ちています。
今回私がやった事は至ってシンプルです。
○ 出題範囲を確認する
○ 模擬試験を解く
◎ AWS Black belt techシリーズを見る
◎ サンプル問題を解く
○が前回受験時にやった事で、◎が今回の受験でやった事です。
前回は57%で不合格でした。今回は71%で合格です。
前回と違うのは、出題範囲のAWS Black belt techシリーズを見てサンプル問題を解いただけです。
実質今回の勉強時間は4時間程度だと思います。
前回は模擬試験も受けたので結果的に10時間位勉強したと思います。
試験内容については詳しく書けないので、振り返りと感想という形で書きます。
受ける前提としては、
1.AWSの各サービスを理解して提案出来る。
2.AWSを使用したアーキテクチャが想像出来る。
3.そもそもITインフラに対しての知識がある。(特にWeb3層)
これがスタートラインだと思います。
例えば、DynamoDBを使用してどういう事が出来るのか。
下記リンクの記事を読んで、あ~なるほどね。という理解があるレベル。
こんな感じで各サービスを理解してアーキテクチャが想像出来る事。
これは1~3がしっかりと備わっていれば恐らく問題ないかと思います。
そしてここからプロフェッショナルレベルで必要だと感じた事ですが、
1.各サービスのメリット/デメリットを理解する
2.コストについて理解する
3.サービスのスタックについて理解する
の3つが備わっていれば恐らくは模擬試験も解けると思います。
各サービスのメリット/デメリットについてはBlack belt techシリーズが参考になります。
私の場合、ほんと、これ読んで受かったようなものなので。
極端な話ですが、ネットワークの部分だけ60%を切っていたのですが、
これはDirectConnectのBlack belt techシリーズを読んでいなかったからです。
とても上手くまとめられており、各サービスのコスト感、メリット/デメリットも理解できます。
一番重要なのは、「これは出来るけど、これは出来ない。」という取捨が解る事です。
これが解れば、あとはサービスをどう連携させていくかがイメージ出来るかどうかです。
例えば、下記URLの構成を見てどんな事をしているかイメージが出来る。
そんな感覚で問題ないと思います。
プロフェッショナルレベルを受ける上で最も重要な事は「集中力」だと思います。
3時間弱という長丁場なので、かなり集中力が必要です。
80問という問題数なので、1問約2分で解く必要がありますが、
おかしい日本語の言い回しが多いので、先ず文章の読解でつまずきます。
翻訳試験あるあるなのですが、よくよく読んでみると同じ意味合いの選択肢があったり。
そんなレベルの誤訳があるので、相当集中して読解する必要があります。
前回の試験の時は睡眠時間が足りずに集中力が持ちませんでした。
今回は十分に睡眠を取り、早めに試験会場の近くに行ってBlack beltを読んでました。
サービスとして提供してそうだけど、してない。という事をおさらいで確認しました。
読解という意味だと、例えば、以下URLのサンプル問題にある内容で考えると解りやすいです。
3問目が解りやすいのですが、要件が書いてありますが、
コスト効率が高いスケーラブルな環境と指定があるので、この選択肢を読む限り、
オートスケールは無いなーと直ぐ解ると思います。
この辺りは読解が必要なので、しっかりと集中出来る状態を作っておく事が重要です。
模擬試験は受けた方が良いと思います。特にブラウザで直ぐ受けられる試験なので、
場所と時を問わずに受けられます。ちなみに私が模擬試験を受けた時は33%で不合格でした。
AWSは3文字略語が多いので、模擬試験で解らない単語や略語が出てきたら、
これは調べて潰していった方が良いです。
まとめですが、これからプロフェッショナルレベルの試験を受けるにあたって、
やった方が良い事は・・・
1.出題範囲を確認する
2.Black belt techシリーズを読む
3.模擬試験を受ける
4.AWS Summit やコミュニティに参加して事例への理解を深める
5.しっかりと寝る
この5つをお勧めします。(特に1度落ちた人は5が重要だと思います・・・)
今年もAWS Summitがありますね。あの空気感は大好きです。
ちょっと試験と関係無いですけど、このコミュニティが事例をシェアし合うというのは、
とても重要だと思いますし、この2日間(エンタープライズデイも合わせると3日)は、
受講料に換算すると数十万~百万円位の価値があると思います。
私も今はIDCFクラウドのユーザーコミュニティで運営側に就いていますが、
コミュニティを立ち上げようと思ったきっかけはAWS Summitです。
NTTドコモの栄藤さんのセッションで、ドコモがDiveしたのはコミュニティがあったからという言葉。
これはとても納得させられて、IDCFクラウドや他のクラウドでも同じようにコミュニティが作れたら、
きっとDiveしてくる企業さんが増えて、結果的にノウハウが倍々で蓄積されていくんじゃないかと。
ノウハウの共有により、さらにノウハウが増えていくという素晴らしい環境が生まれたら嬉しいですね。
AWSという選択肢は勿論ですが、他のクラウドの選択肢も考える事で、
よりよいクラウドアーキテクチャが生まれていくと思いますので、興味がある方は御気軽にご参加下さい。
■IDCFクラウドUG
ちょっと話がそれましたね。
AWS Summit Tokyoについては当日参加でも並べば見れるセッションが多々ありますので、
もし試験を受けようと考えている方がいらっしゃいましたら、是非参加する事をお勧めします。
それでは。
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